イタリア出張（7 月12日～16日）

公務でイタリアのローマおよびミラノに出張しました。夜中に到着し、翌日の朝、まずは首都ローマにあるイタリア外務・国際協力省へ。以前会談したディマイオ外務大臣が不在のため、ベネデット・デッラ=ヴェドヴァ外務政務次官と会談。2025年の大阪・関西万博はもちろんのこと、イタリアが2030年に開催を希望している国際博覧会についても意見交換しました。ローマ市内の視察を終えた後、大江博駐イタリア大使主催の大使公邸での夕食会に臨みました。
翌日はミラノに移動し、ミラノ市庁舎にてジュゼッペ・サーラ市長と会談しました。市長はビジネスマン出身で、市長就任前の2015年、ミラノ万博で実行委員長を務めていらっしゃったため、運営方法や跡地開発を含めた長期的な視点からの経験談を伺うことができ、非常に参考になりました。次に、そのミラノ万博跡地を訪問。ライフサイエンスとイノベーションをテーマとした再開発地区として土地利用を管理しているイタリア万博公社の代表、デ=ビアーシオ氏から直接跡地利用について説明を受けました。夜は地元のレストランで、在イタリア日本商工会議所の役員の方々と雨宮雄治総領事をはじめとする外務省の皆様と意見交換を行いました。
滞在期間が短くタイトなスケジュールとなりましたが、自国で開催される万博を盛り上げていくのはもちろんのこと、宴の後もその跡地、その遺産をいかに大切にしていくかということもわれわれに課された使命だと実感しながら、帰国の途に就きました。