＜フィンランド＞

フランスからフィンランドの首都ヘルシンキに移動しました。まずは都市部の地下シェルターを視察し、説明を受けました。法整備も含め、80年ほどの歳月と莫大な費用がかかり、維持管理も大きな負担となりますが、陸続きで、かつ二つの大戦を経ている欧州にあり、脅威が身近にあるフィンランドでは安全保障に対する国民の理解と意識の高さがやはり違います。その後、フィンランド国防省に向かい、私のカウンターパートである国防大臣補佐官他の皆さんからブリーフィングを受け、意見交換を行いました。次は企業視察です。まずは、同国の衛星画像の先端技術企業「アイサイ」の創業経営者にお会いし、説明を受けた後、意見交換を行いました。次に戦車・装甲車等の製造を行っている「パトリア」社の工場視察です。すでに日本企業とも連携していますが、さらに分野を広げていきます。そして最後に滞在中にお世話になった駐フィンランド大使館付武官とヘルシンキの空港で別れ、帰国の途に就きました。